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龍谷大学夏季国内体験学習プログラムの研修を受け入れました

2014年9月11~14日に、
龍谷大学ボランティア・NPO活動センター夏季国内体験学習プログラムの研修を受け入れました。

このプログラムは、学生が長期休暇を利用して、さまざまな課題解決に取り組む地域を訪れ、行政や地域貢献・まちづくり・環境関連等の団体との交流を通して、ボランティアなどの体験学習を行うことにより、共生を学ぶことを目的としています。
「川と森の恵みを活かしたまちづくり~揖斐川流域から提案する*穏豊な世界~」をテーマに、山と川の豊かな恵みを受けてきた揖斐川流域を訪れ、上・中・下流域によって異なる水の活かし方、森林や水田の多様な価値を体験しながら、地域づくりを学ぶプログラムを泉京・垂井が企画しました。

*穏豊(おんぽう)とは、穏やかに豊かに暮らすことを意味し、外部から外部への収奪構造から脱した豊かな社会を目指すという造語です。


9月11日(木)

学生11名、教員1名を乗せたバスが京都を出発。
車内で自己紹介「実は自分は…」。
学生さんたちは、車酔いにも負けず、泉京・垂井の神田の揖斐川流域についての説明をメモに取ります。

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徳山会館では、ダムの底に沈んだ旧徳山村の記録を貴重な写真や資料でたどりました。
「カメラばあちゃん」と呼ばれた故増山たづ子さんが撮り続けた写真の数々。
お昼には旧徳山村の郷土料理である地獄うどん定食を美味しく頂きました。

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日本一の総貯水容量を誇る徳山ダムへ。
「ダムおたく」を自認する泉京・垂井の神田が、揖斐川流域の河川施設や森林の歴史について説明。
ダムの功罪を熱く語ります。

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廃校となった小学校を改装したラーニングアーバー横蔵・樹庵に到着。
教室が部屋に、職員室がレストランになった素敵な宿泊・研修施設です。
樹庵の小林さんが取り組む中山間地の開発再生計画についての話がありました。

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9月12日(金)

山深い坂内地区にある旧坂内村。山並みと清流が織りなす日本の農村の原風景があります。
元村長の田中さんは「屈託なく生活しているのでよかったら来てみて下さい」とのこと。
茅葺民家・竹姿庵での田中さんとの話し合いでは、学生さんから鋭い質問が投げかけられ、大変意義深いものとなりました。
その後に諸家(もろか)の里を散策。神社やアート工房に案内してもらいました。

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お昼には安兵衛のお弁当を美味しく頂きました。
揖斐川流域の食材をふんだんに使った特製弁当です。

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小林さんと地元の森を管理しておられる中井さんによる林業講話。
林業衰退による森林の管理不足が環境保全機能を低下させているとの意見が多くありました。
その後に揖斐川町谷汲名礼地内の森林を散策。
舎利仏(ミイラ)が安置されている横蔵寺と、西国三十三番満願霊場・華厳寺も訪れました。

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9月13日(土)
この日は、揖斐川の下流部にある海津市や輪之内町を訪れました。
この辺りは「輪中」と呼ばれる、集落の周りが堤防で囲まれた地域です。川面が土地よりも高く、また、木曽三川の中で一番低い位置にある揖斐川は、木曽川、長良川のあふれた水が流れてくることもあり、水害に悩まされてきた地域です。
最初に海津市歴史民俗資料館を見学しました。輪中のことや、地域の昔の生活の様子などを学芸員さんがお話してくださいました。水害の際に使用するために軒下に備え付けてある船や、まわりの土を掘り上げて盛ってできた水田である堀田など、この地域独特の文化を知ることができました。

仲間内の結束力が強い反面、自分の村の輪中以外は無関心で、他の村の輪中が洪水で流されても気にも留めない「輪中根性」という言葉があるそうです。しかし、道路や橋が整備され、地域の人が地域外へ出ていくことが多くなると、自分の地域だけが助かればよいという考えはなくなってきたそうです。また現在では川の上流部にあるダムで治水を行っていて、そのダム建設のために沈んだ地域の方のおかげで安全が保たれていることを忘れてはならないとおっしゃっていました。流域のつながりを実感できる言葉でした。 


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実際に使われていた、輪中からの水を出す排水口。大きさに驚きました。


その後、木曽三川公園を訪れました。木曽川と揖斐川が隣り合って流れている場所です。木曽川の方が揖斐川よりも水面が高く、その違いを見ることができる場所です。

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奥に見えるのは木曽川です。木曽川に比べて、揖斐川の水面がだいぶ低いことがわかる場所でした。


次に、輪之内町にあるエコドームでボランティア体験をしました。輪之内町のエコドームは資源ごみの持ち込み施設でNPO法人ピープルズコミュニティが管理運営をしています。ボランティア体験の前にピープルズコミュニティの活動や歴史の紹介がありました。婦人会が母体となり、ごみ焼却の現状を視察した際、ショックを受けたところから活動を始めたそうです。地域における循環型社会の核となる活動をされています。

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ピープルズコミュニティの浅野さんからお話を伺いました。


ボランティア体験では、生ごみの堆肥化、ペットボトルキャップのシールはがしなど、普段エコドームで行われている作業を体験しました。みなさん積極的に作業に参加しました。ごみの重さや分別作業の大変さなどは、実際に体験してみなければわからないことでした。最後に手づくりのケーキをいただきながらスタッフの皆さんと交流しました。

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収集された雑誌を運びます。紙の重さが実感できます。

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生ごみの堆肥化を体験中。

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ペットボトルキャップについたシールをはがします。

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理事長の安田さんも加わっていただき、手づくりのケーキをいただきながら交流しました。

この日の夜は、揖斐川流域で地域づくりなどをされている方々との交流会を行いました。農業を営む方、養蜂所にお勤めのかた、NPOでスタッフをされている方などと、食事をしながら、交流をしました。大学で学んでいること、今後の進路のことなど、話は多岐にわたり楽しい時間を過ごしました。

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おいしい料理で会話が弾みます。

9月14日(日)

最終日は「マンボ」などを見て回りました。
マンボとは地下に横穴を掘って水を集めた地下水路のことです。
関ヶ原町野上地区にあるマンボの水の取り入れ口から竪穴、出口までを辿ります。

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相川流域の山側で水が不足しがちだった野上地区のマンボは、明治・大正時代に造られたと言われています。
マンボは、関ヶ原町やその周辺にいくつもありますが、マンボの全長は長いもので1キロ超。
水がいつでもスムーズに流れるように、勾配や地盤の強弱などに注意しながら、マンボを素掘りした当時の掘削技術は土木工学的にも注目を集めています。

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コミュニティセンターでは、案内して下さった高木さんらと意見交換をしました。
マンボや地元産の農園芸作物など、地域の住民自身が身近にある伝統や物の価値に気付いていないことがあるとの指摘もありました。
おやつには、手作りのブルーベリーをのせたクラッカーと、まくわうりを美味しく頂きました。

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お昼には「和みカフェうららか」の仕出し弁当を美味しく頂きました。
垂井町から移転してしまいましたが、有機野菜・無農薬野菜を使用した健康的なランチは健在です。

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昼食後は中山道垂井宿を散策。
泉京・垂井のホームグラウンドです。

扇状地にある垂井では、清水やマンボ、ガマが点在。
そこかしこから透明に澄んだ真水が湧き出ており、古清水などは今でも生活用水として大切に利用されています。
「垂井」という地名の元となった垂井の泉もあります。
垂井町内は、垂井町街角案内の会の近藤さんに案内をお願いしました。博識で現地調査などの経験も豊富な方で、終始お話しに圧倒されました!

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学生さんたちは最後まで真剣に人の話を聞いていました。

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プログラムは終了。龍谷大学の皆さんとはお別れです。


泉京・垂井では、大学の研修やゼミ合宿のコーディネートなどを常時、受け付けております。
今後も機会がありましたら、是非お手伝いさせていただきたいです。

龍谷大学の皆様、来年の研修への参加を全員でお待ちしております!!

今回訪れた施設の公式HPです。
徳山会館 
徳山ダム
ラーニングアーバー横蔵・樹庵
華厳寺 
海津市歴史民俗資料館
特定非営利活動法人ピープルズコミュニティ
和みカフェうららか

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