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JICAの地域リーダー養成のための研修を受け入れました!

2013年9月5、6日に、独立行政法人国際協力機構
関西国際センター(JICA関西)が開催する
「2013年度 JICA-NGO連携による実践的参加型
コミュニティ開発コース」という研修の受け入れを行いました。

住民主体で進める地域づくりというテーマで、
8月19日から10月5日まである研修のうちの2日間を
泉京・垂井が受け入れることになりました。

4か国13名の研修生が、垂井町や揖斐川流域での
地域づくりの取組みなどについて学びました。
地域での水資源管理を中心に講義、フィールドワークを行い、
垂井町内のマンボ、湧水や古民家などを見学しました。
現在でも地域の方が水との深いかかわりを持っている様子に、
研修生はしきりに感動していました。


今回は、泉京・垂井理事の神田のfacebookの投稿から、
研修について報告をしたいと思います。
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朝からJICAの研修で来られている方々と垂井の町中を歩いた。
昨日の講演となるべくつなげることを意識して、町の真ん中を流れる相川から。
続いて中町の曳山、中山道垂井宿の南宮大社鳥居を回って、
旅籠跡を地元の人たちで改修して開放されている長濱屋へ。

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↑相川からフィールドワークは始まりました!

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↑中町の曳山の蔵

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↑南宮大社石鳥居


ここでまず、お話を聞く。
地元の人たちが主体となって三和土や土壁を改修されてきたこと。
こういった伝統的な建築技術が湿気や乾燥には強く、夏は快適、冬は寒い、こと。
冬の暖は今はないけど囲炉裏で、2階に薪を収納していたこと。
トイレは行政資金で改修。
奥には現役のかまどや井戸がある。

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↑垂井宿にぎわい推進協議会の沢島さんにお話を伺いました。

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↑長浜屋のかまどや井戸も見学しました。


次いで、斜め向かいの小林家へ。
油屋・両替商から旅籠を営まれていたこのお宅は、国の登録有形文化財に答申されている。
土蔵造りに格子、さらには格子の上には火災除けの濡れむしろを吊るすための鉤が用意されており、
外観だけは何度も見ていた。
中まで入れていただくのは初めて。
ご当主のお話を聞きながら、多くの質問が出されていく。
このような価値の高い住宅を、誰が、どのように維持し続けていくのか、に強い関心。

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↑建物について説明を聞かせていただきました。

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↑中に上がらせていただき、貴重な資料をたくさん見せていただきました。


小林家の裏庭の高札池を後にして、裏清水へ。
ちょうど地元の方が裏清水から流れていく水で洗濯されている情景に、研修生の皆さまの目が輝く。
アフガニスタンからの研修生が「私の出身の村と同じ。懐かしい。」
ひとしきり洗濯されている方とのやり取りを終えて、垂井の泉へ。
ここでは、泉そのものよりも、後景の専精寺、玉泉寺と合わさった景観の美しさに魅かれてか、
皆さま盛んにポーズを決めながら撮影にご執心。
清水の最後は古清水。
何人かが清水の水を口に含み「おいしい。」
維持管理の当番札の説明を受けながら、やはり関心はコミュニティでの清水の維持管理。

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↑泉京のスタッフもはじめて実物の高札池を見ました!

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↑裏清水では、洗い物をする地元のお母さんと出会いました。

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↑垂井の泉は、写真撮影スポットに!

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↑古清水では、地元の方が当番で維持管理をしている様子を知ることができました。


東海道線を渡って、今度は民家の庭にあるマンボを見学。
2日前の豪雨の影響が今も残り、水は少し濁り気味。
マンボへの降り口に少し泥が流れ込んでいる。
ここでも、質問はマンボの構造ではなく、施設の維持管理。
マンボも含めて、垂井に残る数々の伝統的な知恵や設備が、
誰によって、どのように、維持管理され、引き継がれていくのか、について、
強い関心を持たれているのがよくわかる。

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↑突然伺ったにもかかわらず、マンボの見学をさせていただきました。


最後はJAの直売所へ。
2010年の世界農林業センサスでは、垂井町の総農家数1010戸のうち、主業農家はわずか19戸。
準主業農家102戸をあわせても、総農家数の約1割。
これは65歳未満の農業従事者がほとんどいないということ。
そういったことを前日の講演で話していたので、直売所まで足を運んでもらった。
直売所に入ると、皆さま、積極的に買い物へ。
真桑瓜、タイガーメロン、幸水梨、ブルーベリーが人気。
ここで、帰路に就かれる皆さまを見送った。

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↑JAの直売所が人でいっぱいになりました!


改めて垂井の町中の貴重な価値の数々を再見することができた密度の濃い3時間だった。
それとともに、伝統・慣習やコミュニティ、あるいは個人の努力などによって引き継がれてきた
これらの事物を、誰が、どのようにして引き継いでいくのか、について、考えさせられ続けた3時間だった。
「社会の永続性、環境の永続性を日本社会は疎かにしてきたのではないか。」
前日の講演に即して、アフガニスタンの方から出された鋭い指摘を、肝に銘じて。
またまた、学びの多い2日間だった。
 
 
文章:神田、藤田(前文、写真、写真の説明)

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