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衣服からひも解く世界とのつながりを考えよう!

こんにちは、田中です。2012年12月8日(土)、9日(日)に開催しました
「日本の農村×世界=さまざまなつながり」本講座第2回の様子を
お知らせいたします。

本講座第2回では、「繊維業」というテーマから、
岐阜や西濃地域の繊維産業の歴史から世界との
つながりについてを考える講座を一泊二日で行いました。

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↑JR岐阜駅前に集合して、自己紹介をしています♪(^^)/


1日目は、JR岐阜駅前の北側に広がる問屋街と
大垣駅前の紡績工場跡地の見学を行いました。
かつては繊維産業によって華やかでにぎわいのあった
問屋街の現在の様子と対比しながら歩きました。
当時の商店街一帯が繊維業で成り立っていたことがわかる
昔からの看板や通りの名前に注目しながら見学をしました。

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↑こんな看板があるの、知ってました?

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↑道路向かいの看板からも、当時の華やかな様子が想像できます。


戦後に焼野原となった国鉄岐阜駅前に、北満州からの
引き揚げ者たちが中心となって掘っ建て小屋をつくり、
古着や軍服などを売り出したのが最初と言われています。
この一帯は、「ハルピン街」と呼ばれていました。

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↑かつての名残と思われる、「新ハルピン」の文字がありました!


周りの建物に注意して歩いてみると、至るところに
繊維産業に関する看板があることに気が付きます。

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↑バーの名前かと思ったら、看板には繊維関係の名前がずらり!

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↑こちらも、繊維関係の看板がこれでもかと軒を連ねています。


当日は、岐阜ファッション産業連合会副会長、
そして北川商店社長である北川さんにご案内をお願いして、
当時の問屋街のにぎわいを感じることができる
様々な興味深い話をお聞かせいただきました。

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↑お話をしてくださった、北川さんです♪


終戦後のハルピン街から発展し、高度経済成長期を経て
ファッションの街岐阜に至るまで、そして現在の問屋街の姿と
対比させながら、見学をすることが出来ました。

そして最後に見学した新しくできた岐阜スカイウィング37の新しい外壁と
古くから残る建物の外壁との対比が衝撃的でした。

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↑左が新しくできた岐阜スカイウィング37の新しい外壁と、右が昔から残る外壁です。


昼食は、JR岐阜駅構内にあるアクア・パラディーゾというお店で
特別に揖斐川谷汲の農家が作った地元のお野菜を使った
地産地消のランチを出していただきました♪

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↑特別に地元のお野菜、岐阜県産米粉のパン等を使ったランチを出していただきました♪


次にJR大垣駅前にて、紡績工場跡地を見学しました。
駅の北口からでてすぐ目に飛び込んでくる建物は新しく建設された
ショッピングモールのアクアウォークですが、この場所はかつて
オーミケンシという紡績工場が立地していました。
その広さは現在のアクアウォークの二倍以上の大きさを誇っていました。
現在でも、かつて使用されていた工場の発電施設が残っています。
これは、大垣市の産業遺産としての登録も受けています。
詳しくは、以下HPをご覧ください。
◆西美濃地域産業観光ガイド~産業遺産・文化財の紹介◆

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↑右奥がアクアウォーク、中央が発電施設の煙突です。

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↑アクアウォークの駐車場前に当時の発電施設が未だに残っています。


その後、垂井の表佐公民館へ移動し、ワールドカフェという手法を用いて
見学して感じた感想などの共有を行ました。
そして本講座の実施一週間前に開催された岐阜繊維祭りの
写真を見ながら、歩いた当日と祭りのあった日のにぎわいの違いなども
実感し、1日目のプログラムは終了しました。

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↑ワールドカフェを終え、繊維祭りの写真を見ています。


2日目は前日の見学で見たこと、学んだことを踏まえて、
世界とのつながりについて考えていきました。
まず、参加者とスタッフが一緒になって買い物をする時の
判断基準となる項目のランキングをつくりました。
値段、質、産地、色など計9項目で、日常生活で何を
重視して買い物をしているのかを皆さんと考えました。

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↑あなたなら、普段どんなことに気を付けたいですか?

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↑ランキングを作っている様子です♪


次に、世界で起こっているグローバルな経済活動や
南北問題を体感することができる「貿易ゲーム」を行いました。
この貿易ゲームでは、参加者の皆さんには実際に先進国、
発展途上国、最貧国の4つのグループに分かれてもらい、
それぞれの国に予め用意されていた資源と技術を用いて製品を作り、
市場に販売していくという疑似貿易体験を行いました。
資源は紙、技術ははさみや定規、コンパスなどで、
グループによって最初に持っているものや数が違います。

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↑市場で買い取る製品の価格や規格が決められています。

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↑写真一番奥が先進国、左右2テーブルが発展途上国、
  手前の机ですらない机を使用しているのが最貧国です。


先進国、発展途上国、最貧国それぞれの国が
同じ製品を作っても市場では同じように受け付けて
買い取ってくれるわけではありません。
製品が規格通りであるのに判断にかかる時間や
国から市場までの距離の違い、少しでも形が悪いと
買い取ってもらえないなど、市場におけるその国に対する
信頼度が大きく違い、その違いが判断基準となっていました。

これらをゲームを通して体験することで、実際の貿易とは
どのように運営されているのか、南北問題の現状を
参加者の方々に強く感じてもらうことができ、
より深く世界とのつながりを考えてもらえました。

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↑資源大国に群がり、資源を狙う人々と、技術がなく製造できない発展途上国の人々。

またゲーム後の意見交換は非常に盛り上がりました。

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↑意見交換では「各国で代表を選出して、話し合ってみたい」など貴重な意見が出ました。

その次に、世界のファストファッション産業を例に挙げて
既製服の商品がどの国で、どのように作られているのかを
中国、バングラデシュ、ファストファッションの概要、
がら紡や新しい繊維産業の取り組みについて
参加者の皆さんにお渡しした資料説明の時間をとしました。

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↑“世界の工場”中国についての説明。


そして、貿易ゲームの前に行った買い物基準ランキングについて
もう一度考えてもらい、2日目のプログラムを通して買い物の基準が
どのように変わったのかなど意見交換を行いました。

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↑ダイヤモンドランキングの変更点について話し合うする参加者。


最後にまとめの時間を設けました。
これまでの岐阜や東海地域での繊維産業の歴史と変遷を
世界各国の貿易や協定、経済活動と照らし合わせながら
ひも解いて考えていきました。

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↑世界との関係について説明を行う神田。


岐阜と大垣から学んだ繊維産業について。
そしてそこから世界とのつながりについて。
私たちが何気なく選んで、着ている服も
そういった繋がりがあるのではないでしょうか。

次回はいよいよ最終回、
本講座第3回です!
お楽しみに。。


文章:田中

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