WTO/FTA-NGOフォーラムに参加しました!
こんにちは、榎本です。
今回は、2012年1月21、22日に水俣市にて開催された
第18回WTO/FTA-NGOフォーラムについてお知らせします。
このフォーラムは、行き過ぎた資本主義経済に対する警鐘や
環境問題、食糧問題などをグローバルな視点から捉え、
次の時代に向けての解決策を考えていくための集まりです。
フォーラム開催の取りまとめをして下さった水俣や福岡の方はじめ、
関西や名古屋、そして我々は垂井から4名が参加しました。
フォーラム当日の午前中にも、福岡市内にてTPPに関する学習会を
開催しました。
我々が垂井で開催しているように、TPPに関する問題点を挙げ、
TPPの内容やTPPが与える影響について多くを学びました。
↑泉京・垂井の神田、AMネットの松平さんなどからお話がありました。
午後は、水俣市に移動してフォーラムの始まりです。
水俣市にて水俣病の問題解決に関わっておられるほっとはうす、
環境都市水俣を掲げて活動を進めておられるみなまた環境塾、
そしてグローバリゼーションが生み出す問題についても
話題提供が行われました。
↑環境問題に真正面から取り組んでおられるみなまた環境塾の田中さん。
↑水俣病患者さんと共に活動しておられるほっとはうすの加藤さん。
↑戦争から世界経済をみる池住さんのお話は目からウロコでした。
講演会後も交流会にて参加者同士の交流が図られ、
非常に有意義な時間を持つことができました。
普段交流する機会が少ない水俣の方とお話することもでき、
これから活動を進めていく上で大いに参考になりました。
明けて翌日22日は、水俣市内にある福田農場に移動して、
水俣病について研究をしておられるミッシェル・デイグルさんの
お話を伺いました。
↑水俣病患者一人一人に深く迫る興味深い研究内容でした。
その後、昨日の午前と同じくTPPに関する学習会を行いました。
今回も話題提供者は、泉京・垂井の神田とAMネットの松平さんです。
↑限られた時間の中で、分かりやすくお話ししていただきました。
学習会終了後、今回のフォーラムに参加したそれぞれの団体から、
普段の活動紹介や今回のフォーラムに対する思いなどについて
簡単な報告、発表を行いました。
榎本も泉京・垂井の活動について、報告させていただきました!
↑それぞれの活動や次回開催に向けた思いなどを話しました。
フォーラムは午前中で終了し、午後からはエクスカーションです。
水俣病に関する資料が最も古くから収蔵、展示されている
水俣病歴史考証館相思社へと向かいました。
↑水俣病問題の歴史を覗うことができる貴重な資料が多くありました。
↑チッソが排水を流し続けた百聞排水口も訪れました。
↑メチル水銀が含まれるヘドロを埋め立てた場所は、現在公園になっています。
その後、水俣市立水俣病資料館を訪れ、最後はほっとはうすへ。
水俣で取り組まれている皆さんの活動はもちろんのこと、
水俣病の解決まで至る長い厳しい道のりを知ることができ、
とても充実したエクスカーションになりました。
↑とても暖かく落ち着いており、配慮や工夫が施された空間でした。
フォーラムはこれで終了しましたが、我々は更に移動して、
翌日は熊本市にて現地視察を行いました。
その様子は、次の記事にてご紹介したいと思います。
フォーラムでは、本当に多くの方にお世話になりました。
この場を借りてお礼申し上げます。
そして、次回開催地は岐阜県西濃地域に決まりましたので、
次回開催に向けて企画を練り上げていきたいと思います。
皆さんのご参加をお待ちしております!
詳しくは、ブログにてご案内させていただきます。
今回のフォーラムでお世話になった皆さんの活動については、
以下のサイトをご覧ください。
また、みなまた環境塾などでイベントの様子が紹介されています。
そちらも合わせてご覧ください。
◆偽百姓の日々 2012年1月24日分◆
(第1回~第5回まで記事があります)
文章:榎本
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