春の水環境ウォーキング、終わりました!
榎本です。
毎年恒例の春の水環境ウォーキングを
4月4日に開催しました。
その様子について、お知らせします。
当日は、町内外から28名の参加者が集まり、
中には垂井町在住のブラジル籍の方たちも。
スタッフも含めて33名でウォーキングに出掛けました。
↑今年は桜の開花が早く、花の見頃でした。
まずは、垂井駅から文化会館、そして堤防を通り、
表佐(おさ)地区に入っていきました。
工場が立ち並ぶ一帯を抜けると、
昔ながらの雰囲気がある集落に入ります。
集落の入り口に当たるお地蔵さんのお堂にて、
地元の方に表佐の紹介をしていただきました。
↑向かいに神社、脇に道標がある集落の入り口です。
集落を通り抜ける途中にも、井戸や洗い場などの
水にまつわる設備やその面影が残っています。
地下水が噴き出す「ガマ」が至るところに見られる
垂井町内でも水の豊富な地域です。
↑敷地内に井戸と洗い場のあるお宅です。
垂井町内には、多くの古墳が残っていますが、
この鬼塚古墳もそんな古墳の一つです。
悪さをした鬼を大きな石で下敷きにしたという昔話が
残っている場所です。
↑形もしっかり確認できる古墳です。
次は、地元の人に今でも利用されている湯壷です。
お湯がぐらぐら沸くように水が噴き出す様子を例えて、
湯壷と呼ばれているそうです。
表佐地区には、他にも湯壷がいくつかあるようです。
この日は、洗い物をする地元の方はおられませんでしたが、
これから暖かくなると姿を見かけることも多くなるでしょう。
↑この時期だと、水温15度は少し暖かくて気持ち良いですね♪
そして、また集落内にある洗い場やガマを見ながら、
きれいな水のある場所を住みかにしている
「ハリヨ」という魚がいる池へと向かいます。
↑いました!初めて見たという方もたくさんおられました。
↑美味しい湧き水は口当たりもよく、喉の渇きを癒してくれます。
さらに歩みを進め、中川のほとりを歩いていきます。
途中、ひっそりと蜂蜜を売る売店や、お麩屋さんなど、
なかなか気付かない隠れた名店にも立ち寄りました。
表佐地区は、水の豊かな場所である一方で、
氾濫すると非常に危険な場所でもありました。
地区内に分散した墓地がいくつもあると、
生活用水に汚い水が混ざる危険性があること、
また、墓地の管理を地区全体で行うという考え方に基づき、
地区内には立派な共同墓地があります。
ここでは地区の一大行事として、毎年お祭りが行われます。
↑共同墓地の由来については、不明な部分も多いそうです。
中川は、泥川、そして揖斐川へと流れ込む河川で、
昔は水運に使われていた地元では重要な川だったそうです。
昔の湊跡も西と東の二つが残っているのですが、
証明する確実な資料が見付からないそうで、それが残念です。
この日は、西の表佐湊跡に立ち寄りました。
↑昔は材木や瓦の水運に利用されていたようです。
そして、神社の敷地内に古墳がある勝神社、一色八幡宮を
順々に周りながら、朝の集合場所まで戻ってきました。
↑垂井町内は古墳がいっぱいですね!
3時間にも渡る長丁場のウォーキングではありましたが、
参加者の皆さまには大変楽しみ、喜んでいただき、
我々としても非常に嬉しく思っております。
ウォーキングの終了後には、希望者はスープ屋さん、
そしてその後は相川の堤防沿いで花見を行いました。
天気が少し心配な一日でしたが、風もなくよく晴れ、
絶好の花見日和となりました。
↑名物の鯉のぼりも気持ち良さそうに泳いでいました。
来年の春の水環境ウォーキングへのご参加も
会員一同お待ちしております!!
文章:榎本
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