先月、11月28日(土)に実施したイベントについて、
報告させていただきます。
紅葉は盛りをすぎましたが、まだまだ見ごろ。
私たちの「地域づくり型生涯学習」モデル事業から発展した
初めての「多文化共生推進事業」を温かく歓迎してくれるかのような
小春日和のもと、集合場所の南宮大社駐車場。
参加者が集まりはじめたのは集合時刻30分前。
ひとり、ふたり、・・・。
みるみるうちに、出発の9:00には50人を超えました。
中には、県外から南宮大社に見学に来られた方も飛び入り参加。
大阪、京都からの参加者もいました。
お友達同士、家族で・・・。幼児から80歳すぎの方まで。
外国籍の方は15名。

↑まずは、南宮大社の解説から。
案内人は歴史や、道標好きの宮代在住のお二人。
まずは、南宮大社の説明を藤塚さん。
本殿から左へ抜けて、
聖武天皇ゆかりの場所、北条政子が寄進した鉄塔のレプリカ。
三重塔跡をみました。
垂井在住のひとでも鉄塔を知らない人が多かったです。

↑画面右奥に見えるのが、鉄塔のレプリカです。
南宮大社をでて、「朝倉まで五丁」の道標。
残念ながら、真っ二つに折れてしまっています。
道標説明は佐藤さん。
一丁は約110m。
南宮大社の道の角に「朝倉まで六丁」の道標があるので、
110m朝倉に登ってきたところ。
そこを右に折れて、清月院にむかいます。
清月院には「仏足石」。

↑資料もたくさん用意していただきました!
右に折れて進んでいくと 左手上に土に半分うもれた道標。
(見つかるかな・・・?)
向かいには「山神」。
現在 不破高校のグランドになった場所は兜塚、道をはさんで鎧塚。
石室の石は、隣松寺の参道に並べてあります。
隣松寺では、ご住職より簡単な説明と
古墳の出土品(金箔のあとがある馬具、直刀の一部など)を
見せていただきました。
宮代(垂井)の古い歴史を感じるひと時でした。

↑ご住職から詳しいお話を伺いました。
茶道体験の真禅院は、朝から観光バスが来ていました。
ご住職はお忙しい時間の中、鉄塔、三重塔を見せてくださいました。
また、歴史的なお話もしていただきました。
ご住職からの説明の後、お部屋で茶道体験。

↑普段は見ることのできない鉄塔を見せて頂きました。
お抹茶を点てたい人は奥様に教えていただきながら、体験しました。
子どもたちは、自分で点てたお茶を、参加者へ
大事そうに、そろりそろりと運んでいました。

↑うまくお抹茶を点てられたかな?
真禅院でゆっくり紅葉を楽しみ、写真をとり、
思い思いのひと時を過ごしました。
私たちのあとも次々、観光バスの団体が訪れていました。
一休みして、お茶とお菓子で元気になって
南宮大社に向けて出発。
帰りのルートは「宮代古道」です。
私たちは 今度は案内人として
参加者の方々に説明しながらゆっくり歩きました。

↑朝倉運動公園でポルトガル語の看板を発見。珍しい!
予定通り12:00には南宮大社駐車場に到着。
「今度いつウォーキングしますか?」
「垂井住民だけど、知らないことがいっぱいあった」
「こんな説明を聞きながら歩くと、いいですね。」
「今度はどこのルートですか?」
外国籍の人は、
「お正月に南宮大社に行く人が多いのは知っていたけれど、
行ったことがなかった。」
「今度は、お友達や親せきを案内できます。」
「お茶を点てるのは初めてで、難しかった。」
「また、お茶を点ててみたい。」
「日本のいろいろな体験をしたい。」
など、嬉しいご意見がいっぱいでした。
手作り地図に対するご意見もいただきました。
宮代ルート地図を完成させたいですね。
手作り地図をもって出かけた「宮代今昔発見ウォーキング」。
子供たちの笑い声。
参加者の楽しそうな話声。
まぶしい光。
青い空。
山茶花の花。
紅や黄色の落ち葉。
輝いた時間を皆さんと作ることができました。
「日本人に楽しい体験は、外国籍の人も同じでは?
同じ人間だもの・・・。」
という思いで企画した「宮代今昔発見ウォーキング」
宮代(垂井)の昔を知り、今の宮代(垂井)をみて、感じたひと時。
外国の人に臆することなく話しかける子どもたち。
はじめてあったその瞬間に国籍をこえて手をつないで歩く子どもたち。
子どもたちは「多文化共生」なんて言わなくても感じていました。
「いっしょにいる わたしたちは なかよし!」
安全に、予定通り終えることができたのは
案内人、隣松寺・真禅院のご住職、お茶のご指導いただいた方々、
参加者のみなさんのおかげです。
ありがとうございました。

↑本当に多くの方にご参加頂き、ありがとうございました!
宮代古道については、以下の記事をご覧ください。
◆生涯学習モデル事業で宮代古道を歩きました!◆
文章:杉本
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